(2006年11月24日)
[米穀倉地帯を行く(6)] ゴールデン・グレイン・エナジー社 エタノール工場/生産増大を計画、先物をヘッジで活用


10月4日、記者は、アイオワ・コーン・プロモーション・ボードのミンディ・A・ウィリアムソン(ディレクター・オブ・コミュニケーションズ&パブリック・リレーションズ)、アイオワ・コーン生産者協会のエディス・ムンロ(インフォメーション・コーディネーター)の両氏とともにゴールデン・グレイン・エナジー社(Gold
en Grain Energy,
LLC)を訪問、同社のエタノール工場を視察した。
同社は、地元で成長したコーンを原料にしたエタノール生産を活性化させることによってアイオワ州北部のコーン生産に付加価値をもたらすことに注力している。さらに、同社は、ローカルなコミュニティ意識の強いパートナー、地域経済活性化のための重要な役割を担う存在、そしてアイオワ州のエタノール産業のリーダー的な存在となることを目標にしている。
2004年12月にエタノール生産を開始した同社は、現在、メーソン・シティー(Mason
City)の工場で年5000万ガロン以上のエタノールを生産している。同社は、米国内のバイオ燃料のおう盛な需要を満たすのを手助けするためにエタノール生産量を1億5000万ガロンまで増大させるという計画を立てている。これは、外国からの石油依存を減らし環境に配慮した動きと密接に関連している。
同社は、年間で1800万ブッシェル以上の地元で生産されたコーンを生産者と穀物ディーラーから購入。同社の事業としてエタノール生産に加え、飼料として利用されるDDG(ディスティラーズ・ドライド・グレイン)なども生産し地元の家畜飼育業者に供給している。
エタノール工場内での製造設備の説明を受ける前に、コモディティ・マネージャーのスティーブ・ディエツ氏から製造プロセスについてのレクチャーがあった。
同氏は「エタノールの副産物はDDGとして産出される」と述べた。
工場内はコンピューター・システムで制御
その後、同氏は、同工場内をくまなく案内。内部は、すべてコンピューター・システムを通してコントロールされており、各施設の動きが一目で把握できるようになっていた。
同氏は、シカゴ市場で上場されているエタノールの先物取引に投機家としてではなく「ヘッジャー(リスク・ヘッジをする市場参加者)」として参加しており、随時先物価格をチェックしている。また、同氏は、NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で上場されている天然ガスなども取引しているという。同氏は「先物価格は上下にブレやすく、投機目的で参加するなどとてもできない。あくまでリスクヘッジのために取引している」と語っていた。
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