(2006年12月16日)
[業界往来] 南華期貨「香港」から取次ぎ
ハーベストフューチャーズ(本社=東京都渋谷区・佐藤陽紀社長)は業務提携先の中国先物大手・南華期貨経紀(杭州、羅旭峰南華総経理)が、来年4月をメドに香港に子会社を設立するのを機会に、国内の商品取引所への取り次ぎを開始する。今後、両社で構成されるプロジェクトチームで具体策を協議することになるが、同社による取り次ぎ業務が軌道に乗ると、南華期貨との間で05年10月に結んだ業務提携はその第2段階を迎えることになる。
第1段階はマーケット情報および業界動向に関する情報交換、人材の派遣研修、セミナーの共同開催などで、この第2段階は投資家による双方の先物市場へ投資する際の仲介・取り次ぎ業務、顧客の共有、新規商品と事業の共同開発であった。
同社提携先の南華期貨は、中国先物市場の国際化の流れに乗り遅れることなく香港への進出を証券監督監視委員会(CSRC)により認められ、来春には子会社を設立することになっている。この背景には「中国事情はかなり変わってきている」(佐藤社長)ことがあり、同政府が海外先物市場への投資を認める新規則を公布する見通しとなったことがある。
このほどこの南華期貨代表団が来日、東京工業品取引所や東京金融先物取引所を視察するとともに、提携先のハーベストフュチャーズ本社を訪問して佐藤社長らと懇談した。
同社長は「最近の国内商品市場の現状についても報告したが、市場の流動性がないと先々の中国ビジネスの展開にも支障を及ぼしかねない」(同)と語るなど足元の国内市場の低迷に対する懸念を隠さない。(川)
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