(2007年01月22日)

[ジム・ロジャース氏に聞く] 日本の商品先物市場の行方、アジアの先導役として自覚

世界的に著名な投資家ジム・ロジャーズ氏は、豊商事主催の経済講演会のため来日。17日夜開催された「東京会場」での講演を前に、本紙は日本の商品先物市場の感想などを聞いた。世界の商品先物が活況を呈する中、日本は依然として低迷状態を続けているが―。

――2005年5月に改正商品取引所法が施行された。日本の商品先物業界をどうみているか。

「日本の規制当局は締め付けが厳しすぎる。規制強化でがんじがらめになり業界全体が萎縮しているようだ」

――コモディティの投資先として日本は最適か。

「残念ながら、いまはあまり良くないと言わざるを得ない」

――コモディティの投資先として有望な国はどこか。

「シンガポール、中国、インドなどコモディティの投資先として魅力ある市場がアジアで活発化しつつある。それらの国々に投資すれば良い。現時点で無理に日本の商品市場に投資することはないのではないかと思う」

――日本の商品先物市場の将来についてどう見ているか。

「日本の市場は必ず復活し再び取引が活性化する時が来ると信じている。日本はアジアの先物市場のリーダー的存在として自覚し周辺諸国を引っ張っていくべきだ。これは非常に重要なことで、日本はこのことを忘れてはならない」

――世界的な関心事の原油について、長期的にはどこまで上昇するとみているのか。

「長期的に見れば、1バレル=150ドルくらいまで上昇してもおかしくないとみられるが、いつ頃のタイミングでそのような高値をつけるか予測するのは難しい。いずれにせよ、コモディティ全体が上昇の流れにあるのは変わらない」

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