
[道しるべ] 適正価格欠く商品市場―江守氏
「コモディティ市場は今、フェアバリュー(適正価格)を見失い、非常に危うい状況にある」と語るのは、アストマックス・フューチャーズ上席ストラテジストの江守哲氏。例えば金価格を見ると、独自要因に乏しく株など金融市場の連動色が強まっている。本来、需給が反映されるべき商品市場であるが、「インデックスファンドが市場価格を歪める一因」とし、「金ETF(上場投資信託)などは新たな投資需要で価格を大幅に押し上げてきた」とした。 同氏は、04年のオイルマネー潤沢を境に機関投資家など新たな投機資金がマーケットの構造を変え、06年後半には市場のキャパができたとした。「ファンダメンタルズまでもマネーの影響を受けている現状。市場は今の水準が正しいのかどうか模索中の段階」と語った。同氏は、マーケットをかく乱してきたこれらの投資家層が、真の意味でコモディティを理解した上で、市場が適正価格となり得るにはあと8年くらいを要すると見ている。当面は外部要因に左右される状況を強いられそうだ。








