(2007年08月02日)
[コモディティ「光と影」(下)] 「兼業撤廃」が一筋の光

――大証金ETF(上場投資信託)上場に到った背景は。
「実際にNYやロンドンの証券取引所では商品に連動した投信が上場されており、とくに金のETFは活発に取引されている。こうした中、海外の年金基金のように分散投資の一つとして運用対象にと考える機関投資家の声が増え始めた。今回の大証金ETFは、実際に現物を買えない兼業禁止規定の中では唯一とれる方策ではないか。少なくとも商品価格に連動する投信を上場したいとなったとき、今の法的な枠組みの中でできる限界的な商品だと言える。一方の東証は当初、NYやロンドン証券取引所と提携し両取引所が上場しているETF商品を扱いたいという話だった。しかし今の東証のレギュレーションではそれができないといったところで難航しているようだ」
――『兼業禁止規定』がポイントのようだが。
「国際力強化という中で総合取引所構想が挙がっているが、『兼業禁止規定』が解除されなければ我々は参入できない。弊社でも商品関連のプロダクツを考えてはいるが兼業禁止規定があるので現物を買うことはできない。これはネックだ。この規定が撤廃されるとなれば、証券取引所を介してコモディティを買えることになる。となると株、債券、コモディティが同じ口座でできユーザーにとって大変効果的。自分の好きなようにポートフォリオの組み換えができるから流動性が高まる。コモディティの市場規模は根本的に変わるだろう。
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