(2007年08月09日)
[インタビュー] 大証 金ETFを聞く-『ETF・先物』両輪で発展

――上場にあたって他社の反応はどうか。
「関心のレベルの高さは感じている。現時点でETF商品を扱う会社は多くはないが、一通りから問合せを頂いている。各社ともに検討段階で、相場の動向や売買のボリュームを見ながら徐々に参入されるのでは。導入に際して新たなシステムを要するとか、コスト面の問題はないと見られる。ルール面に関しては、ETFは上場有価証券となるのでその点でのハードルは各社のやりようでクリアできるだろう。どこまで真剣に考えるかは、多分にこの第一号の様子を見てからというところだろう」
――商品設計をする上でのポイントは。
「一つは取引所としての『コストの問題』がある。取引所が努力で吸収する部分ではあるのだが、どこかで回り回ってユーザーに跳ね返ってくる。取引所を含め証券業界全体のインフラの中でいかに安いコストで提供できるか、それが大証の役割だと思っている。この金ETFは大変騒がれてはいるが、証券会社にとっては上場銘柄が一つ増えたというだけのこと。特別システム面などでコストをかける必要はない。お客様に対する説明などソフト面でのコストはあるが」
――この金ETFに期待する効果は。
「金の現物という意味ではなく、先物(フューチャー)か現物(現在)という意味で分けるとこの金ETFはまさに証券という形の現物となる。われわれも今225の先物をやっているが、225の現物との両輪で大きくなっていくものだ。だから先物と現物は表裏一体で運営されるべきもので、そうした意味で規模がもう少し拡大し現物取引という一定のポジションが得られるのであれば、金先物取引にもよい影響が出てくるのではないか。よって、両方で売買が成立していけばと思っている。
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