(2007年08月30日)
[インタビュー] TOCOM投資家セミナー/単独で「経験者」対象に/東工取 甘利氏
東京工業品取引所は9月6日から4回の予定で「TOCOM投資家セミナー」を開催する。金・石油・為替市場および投資家心理についてそれぞれの分野の識者が講演するもので、商品取引員の外務員が主な参加者となったこれまでのセミナーとは異なり、今回は商品先物の経験者(一般投資家)を対象としているのが特徴だ。同取引所の甘利重治広報部長にセミナーの開催意義などについて聞いた。
――今回、取引所が単独で投資家セミナーを開催することになったのは。
「2004年から工業品を含めた商品先物市場の売買高、取組高が減少するなど流動性が低下している。海外市場での取引の隆盛と対比するとこの傾向は顕著で、この点に強い危機感を持った日本商品先物振興協会が、06年11月に全国商品取引所連合会会長に対して『啓蒙普及に係る協力』について要請した経緯がある。このなかで正しい市場利用知識の普及活動については、商品取引所が主体となって展開することが望ましいとされた」
「取引所としても流動性の低下は大変危惧しているところであるし、中長期的な視点から投資家の育成・支援活動の重要性も認識していたことから、先物協会の要請に応える形で投資家セミナーを開催することとした。単独開催であるため上場商品によりフォーカスしたテーマ設定が可能となった」
――セミナーの参加対象として、商品先物の経験者を見込んでいるのは。
「6月に取引所が全国4カ所で行ったゴールドセミナーでは、金先物ミニ取引開始を控えていたことでもあり、初めて商品先物取引を行うような未経験者やこの経験が比較的浅い投資家らを対象にした。
今回は取引の『中級者』を対象にして内容などを考えた。初心者の投資家の方には改めてこのような機会を設けるよう今後検討したい」
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