(2007年09月03日)
[インタビュー] 当業者の利便性を重視 石油先物市場の見直し

石油市場の商品設計の見直しが、取引所改革と同時に急ピッチで行われている。現時点で明らかにされたガソリンの問題点や、またどのような市場が望ましいかを、経済産業省・資源エネルギー庁資源・燃料部の石油流通課・課長補佐の貴田仁郎氏に聞いた。
――8月上旬に行われた第1回の研究会の様子や、この場で出された問題点は。
「第1回の研究会では、石油市場を活性化するための課題を確認したと聞いている。石油は、『原油』と『石油製品』の2つに分けられるが、私どもの石油流通課では商品設計の見直しについて、製品のガソリンが対象になる。今後の市場においても、ガソリンの流通確保は重要な役割を担うことになると見ている。
――なぜ、2つの価格がマッチしないのか。
「理由は2つある。1つ目は、系列玉と非系列玉との市場の違いが挙げられる。2つ目は、系列玉の中でも価格にばらつきがあることだ。
――この価格差をどのように解消していくのか。
「2つ目の系列玉の中での価格のばらつきを是正できるのが、先物市場の価格だと思っている。現在のところ先物市場への課題は多いが、この先広く一般的に認知されていくことで、先物価格が石油市場の指標となり得よう。しかし、指標に至るまでは取引量を増やすことや、流動性の確保がまず不可欠となる。とくに、ガソリン期近の流動性が低いことは問題だ。つまり、今後はいかに当業者にとって使い勝手の良い市場に変わっていけるかがポイントだということになる」
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