(2007年11月05日)
[インタビュー] バンクAIG証券 ジェフリーロビンズ・マネージングディレクター/分散した商品投資、中長期的な視野で
バンクAIG証券は、同グループが設定するDJ―AIG商品指数に連動したファンドを機関投資家向けに積極的に販売している。同ファンドの魅力と今後の方向性は。「分散した商品投資を中長期的な視野でみていくことが重要」と語るジェフリーロビンズ・マネージングディレクターにインタビューした。
――商品指数連動型ファンドの近況は。
「06年からとくに増えているのが『マルチアセット』と呼ばれる分散型のファンドで、日本株や外国株、日本債や外国債など複数の資産クラスに投資するものだ。これらは、中長期的に分散したポートフォリオ効果がある」
――DJ―AIG商品指数の特長は。
「主要な海外商品19銘柄を対象にした商品先物の指数で、特定の商品やセクターへの集中を最小限にとどめるように構成されている【資料=下図参照】。構成比率は、年1回見直ししており非常に安定した動きとなっている。個別商品にはそれなりのリスクがある。例えば天然ガス、コーヒー、ヒーティングオイル、原油は30%以上の変動がある。しかし、19品目をひとつの指数にすることで、こうしたボラティリティを低く抑えることが可能だ。株式に匹敵するリターンで、かつ低いボラティリティという研究結果も出ている」
「透明性は100%、値動きは毎日更新され、インターネットなどを通じ誰でも見ることができる。また、コモディティはよくオルタナティブ投資と比較されるが、ベンチャー投資やヘッジファンドは比較的流動性が低いのに対し、DJ―AIG商品指数は、ほぼ毎日流動性を供給している。例えばベンチャー投資をすると10年間現金化できないといったことになる。また、分散が効いた指数であり、継続性を大事にしている」
――国内先物市場の発展のためには何が必要か。
「分散した商品投資を長期的に勧めていけばニーズは間違いなく上がり、業界も広がっていくのではないか。また日本では比較的ヘッジニーズが少ない。ヘッジのニーズはあるのだが、シカゴ商品取引所(CBOT)やロンドン金属取引所(LME)など海外で取引を行っている。まず流動性の高い市場になることが前提だ」
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