(2007年11月09日)
[インタビュー] シカゴ穀物相場動向を読む/上/ユニパック・グレイン代表取締役 茅野信行氏/穀物3品の価格調整始まる
シカゴ大豆・コーンが原油・金の高騰やドル安の流れを受け動意づき始めている。当面はどのあたりに焦点を絞って見るのが良いのか。ユニパック・グレイン代表取締役・茅野信行氏に聞いた。同氏には、コメ上場を巡る諸問題についても見解を聞いた。
――まずシカゴ大豆について。
「大豆は昨年の暮れから今年の春先にかけてコーンと大豆の比価を考えたら、大豆の方が圧倒的に不利、コーンの方が圧倒的に有利だった。ところが、コーンがあまりにも採算良好であったために、大豆の作付面積が減り過ぎた。その調整が今になって急速に進んでいるということではないだろうか。だから、小麦・大豆・コーンと3品があって、大豆とコーンは収穫はほぼ終わりだから、これから12月末にかけてコーンと大豆の価格関係がもう少し調整されて、それによって来年の春先の作付面積が落ち着くべきところに落ち着いてくるだろう。この3つの商品の価格調整は今まさに始まったところ。大豆は新しい穀物年度になったばかりだから、供給そのものは非常に潤沢にあるはず。この在庫を取り崩して使っていくが、よほど天候が良くなって豊作にならない限り来年の8月31日になると供給タイトになるという状況にある」
――シカゴ・コーンはどうか。
「全く逆で、史上最高の豊作で、もう少しエタノールの需要が増えない限り、コーンの値段がいつまでも高止まりするわけにはいかないのではないか。今後のエタノールの需要動向次第だ」
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