(2007年11月14日)

[道しるべ] コメ上場に思い熱く―関西商取の優先課題

先月のことだが、あるテレビの番組で『コメ』を連日取り上げた特集があった。主食であるコメとなると、日本人にはやはり特別な関心があるのだろう。

歴史を振り返ると、日本の商品市場の原点は江戸時代にさかのぼり『堂島米会所』だった。200年以上も前から、コメの値段が世間で強い関心をもたれていたことがわかる。そして、現在でもコメはこの業界の関心の的である。

関西商品取引所は、戦後からコメ上場を目指していた。井浪一晃・常務理事は、「コメ上場となれば、取引所はもちろんのこと、業界や会員の方々にも活気が出てくるのでは」と語り、コメ上場に強い期待を寄せる一人だ。

井浪氏はまた、「近い将来、上場への流れが加速していくだろう」と述べた。2006年、同所によるコメ上場申請は不認可となった。しかし、その後の同所の啓蒙活動の中で、「当業者(卸売り)の意識が変わってきたことが感じられる」(同)とされ、コメを扱う業者の先物市場への考え方にも、変化が表われ始めているようだ。

今、東京工業品取引所が株式会社化に向けて鋭意検討を進める中、関西商品取引所でも株式会社化を検討している。しかし、「これよりも、コメ上場が優先課題」(同)と語り、大阪の堂島のコメから始まった商品市場だけに、コメにかける意欲は並々ならぬものがある。

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