(2008年08月25日)
[インタビュー] 大阪証券取引所・大西信二氏/商品ETF拡大に意欲
大阪証券取引所において、国内初となる金ETF(金価格連動型上場投資信託)が上場されてから、1年余りが経過した。上場からの流れと、今後の商品ETFの展望について、大阪証券取引所・市場企画本部・市場企画グループ・グループリーダー・大西信二氏に聞いた。
――金ETFの取引状況はどうか。
「全体としては順調にきたと思っている。昨年上場した際、各メディアにいろいろと取り上げていただいた効果も大きかった。また、プロダクトラインとして、ETFというのがちょうど昨年くらいから注目されてきた。取引所間の競争力強化という話の中で、ETFが日本の取引所に足りないもののシンボルみたいになったという背景があった」
流動性の面では、順調に行っている。アセットの規模も現在、340億円ぐらいでかなり大きくなった。1年の成果としては、まずまず順調だと思う」
――今後、新たなコモディティの上場は検討しているか。
「昨年に上場した当時そのように言っていたが、今もそう考えている。アセットマネジメントなどとも話をしていて意欲はある。ただ、コモディティの動きがあまりに急過ぎて、なかなか(上場の)タイミングが難しい。
「アセットマネジメントの側からすると、ETFを広げていこうということ自体は各社考えていると思う。これまでは国内株一辺倒だったのが、海外の株価指数連動型やこういうコモディティのものもできている。いろいろな方向に手を広げていこうという動きがある。こうした中で、各社ごとに優先順位もあるだろう。我々としては、コモディティという方向に広げていくことには非常に関心があるし、証券取引所というステージでコモディティというプロダクトを扱うのは意義のあることだと思っている。
――今後の見通しについて。
「ETFの対象がコモディティにどんどん広がるのは間違いない。やり方として何が良いかというときに、ETFを買って、一部を証拠金に回して先物で建てるというのもあるし、実際に現物を抱えるというのもある。色んなやり方がある。何が正解というのは難しいが、コストが安くて投資家にとって分かりやすいものが良いだろうと思う。今後、模索しながら取り組んでいく」
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